ヘルペスに罹り夫婦喧嘩している様子

ヘルペスは非常に感染力の強い病気であり、さらに一度感染をすると、症状がおさまっても再発をすることが多いという特徴があります。
そして性器ヘルペスを中心に感染をする原因は性行為が最も多いと言われていますが、性行為以外のことでも感染をする可能性があり、ヘルペスに感染をしないためにはどのようなものが感染源となるのかをしっかりと知っておく必要があります。
感染予防のためにもヘルペスに対する知識をつけておきましょう。

性器ヘルペスはバルトレックスで治療をしましょう

バルトレックス 性器ヘルペスというのはヘルペスウイルスが原因となって発症する病気で、性器の周囲に水ぶくれができたり、腫れたりして痛みが出るということを主症状としています。
性器ヘルペスは主に性行為などの皮膚や粘膜が直接触れ合う行為で感染が広がりますが、症状を抑えるにはウイルスの増殖を抑える抗ヘルペスウイルス薬を使用する治療法が一般的です。

ヘルペスウイルスは粘膜や体の皮膚の傷口から体内に侵入し、身体の中に入るとそこから神経の中に入り神経節という部分に潜伏します。
それからなんらかのきっかけでウイルスが増殖をし始め、ウイルスの数が一定量以上に増えることで体に水ぶくれなどの症状が出はじめます。
抗ウイルス薬はこのウイルスの増殖を抑制する働きがあり、もしもウイルスが増殖を始めても症状を軽くしたり、病状が重くなることを防ぐ効果があります。

ヘルペスに効果のある薬のひとつにバルトレックスという薬があり、ヘルペスの症状がある時に使用することで、性器ヘルペスの治療を行うことができます。
バルトレックスは抗ウイルス薬ですが、ウイルスを死滅させるような働きはなく、ウイルスの増殖を防ぐということが作用の中心になります。

そのため症状が重くなってしまっている時には、すでにウイルスの数が多くなってしまっていて、それからバルトレックスを使用しても十分な効果が期待できないことがあります。
バルトレックスを使用する時には早期に治療開始をすることで、薬の効果を最大限に発揮できるようになるでしょう。
バルトレックスは1日に2回の服用だけで効果がしっかりと持続するので、薬を服用する負担がそこまで大きくありません。

そして性器ヘルペスの症状はバルトレックスを使用することで無症状の状態にまで戻すことができますが、症状がなくてもウイルスは身体の神経節の中に残っています。
性器ヘルペスは完治させることができないために、一度症状が落ち着いてもその後、また同じような症状が出ることがあります。
その時にも症状が出はじめたと思ったら、できるだけ早くバルトレックスの内服を始めるようにすると重症化を防ぐことができるため、一度性器ヘルペスを発症したことがある人は、先にバルトレックスの準備をしておくと、必要な時にはすぐに内服を始めることができます。

ゾビラックスは初のヘルペス治療薬です

治療薬のイメージ ヘルペスの治療薬にはバルトレックスと同じ作用のある薬でゾビラックスという名前の薬があります。
ゾビラックスはヘルペスの治療に使われている薬の中でも初めて開発されたものであり、今まで多くの人に使われてきた歴史がある薬です。

ゾビラックスを使用する時の使い方はバルトレックスの時と同様で、症状が出はじめて初期の頃に治療開始をすることで、症状が酷くなることを抑える働きがあります。
症状が強くなってしまってからでは、効果が十分に出ないことが多いので、早い段階でゾビラックスを使用することが治療のポイントになります。

バルトレックスとゾビラックスの大きな違いが服用回数で、バルトレックスが1日に2回の服用であることに対して、ゾビラックスは1日に5回の服用が必要になります。
1日に5回ということで、かなり頻繁に服用しなくてはならず、飲み忘れを防ぐためには何かしらの工夫をすることが必要になることもあります。

そして、もうひとつの違いが価格の違いです。
抗ヘルペスウイルス薬の中でゾビラックスは価格が抑えられている薬なので、経済的な負担を軽くしたいという人には向いている薬です。
ヘルペスの治療は一度で終わるものではなく、何度も再発をする可能性があるので、場合によっては必要になる薬の量がとても多くなってしまう可能性があり、そうすると薬にかかる経済的な負担も大きくなってきます。
一度感染すると、その後常に再発の危険性がある病気なので、薬は長い期間にわたって必要になってくるでしょう。

ゾビラックスやバルトレックスは飲み薬ですが、これらの薬は病院を受診して処方してもらう薬で、ドラッグストアなどで市販されている薬ではありません。
ヘルペス治療に使われる市販薬は全て塗り薬になり、塗った場所にのみ効果がでますが、全身の症状に対しては効果が期待できないことがあります。
ヘルペスウイルスは症状が悪化すると一部分だけでなく広い範囲に症状が出たり、酷い痛みを伴うことがあり、そういった場合には塗り薬だけでは対応できないことになります。

ヘルペスの再発に備えておくには、塗り薬だけでは不十分なので、全身に効果のある内服薬を準備しておくと良いでしょう。
内服薬であれば、症状がほとんどないような軽度の時から使用することで、再発を起こしても苦痛を最小限にとどめることができます。

ヘルペスの感染力は非常に高い

体の中に入ったウイルスのイメージ ヘルペスウイルスが一度でも身体の中に入り感染をしてしまうと、その後は常に体の中にはヘルペスウイルスが存在するという状態になってしまい、再発を起こす危険性を持ちながら生活をしていかなくてはいけません。
そういった特徴があるウイルスでありながら、さらに感染力が強いという特徴も持っています。

ヘルペスウイルスの感染原因は主に皮膚や粘膜の接触のある性行為になりますが、性行為を行っていなくても皮膚や粘膜が触れるような機会さえあれば、ヘルペスに感染をしてしまう可能性があります。

また、ヘルペスウイルスは感染力が強く、たくさんの人が感染をしている病気ですが、中には感染をしていても今まで一度も発症していないという無症状の人もいます。
そういった人は症状が一度も出ていないために、自分がヘルペスに感染していることに気付いていないことが多く、知らないうちに他の人に感染を広げていることがあります。
感染をしていることに気付いていない人が珍しくない病気なので気付いていないうちに感染者が徐々に増えているということが問題にもなっています。

性行為以外でヘルペスに感染をする危険がある場所というのは、皮膚と皮膚が直接触れる機会のある公共の場所のトイレなどです。
お尻にヘルペスの症状である水ぶくれができている人もいますし、使い方によっては直接粘膜部分が触れてしまうことがあるために、便座などについたウイルスが他の人の体に付着して、そこから感染を引き起こすことがあります。
公共のトイレを使用する時には、そういった可能性があるために注意をしておきましょう。

もうひとつの場所が銭湯です。
裸になって多くの人と共同で使うものがあるために、風呂椅子などを通じて感染が起こる可能性を否定できません。
銭湯には風呂椅子以外にも他の人が使ったタオルなどを触ってしまう可能性も多く、タオルに付着したウイルスから感染をすることも考えられます。
銭湯は全身を露出した状態で使用する場所なので、皮膚に少しでも傷があればそこから感染をすることもあるでしょうし、粘膜が直接触れる機会もよくあることです。

このようにヘルペスは性行為を行っていなくても感染をする可能性があるということをきちんと覚えておき、危険のある場所では感染をしないように十分に注意をする必要があります。